こんにちは。同郷の後輩、近藤くんからバトンをもらいました、
転職二年目の渡邉です 。拙い文章にはなりますが、どうか最後までお付き合いください。
ブログで何を書けばいいのかわからないので、まずは自分の話をしようと思います。
前職では、音楽映像を中心に、MV、ライブパッケージ、音楽フェス番組などの
プロデューサー業を、長いことやらせて頂いてました。
具体的にプロデューサーとはどのような仕事かというと、
担当する業界やコンテンツによっても様々ですが、
私は主なクライアントであったレコード会社さんからのヒアリング結果をもとに、
映像コンテンツの企画から制作、予算管理、人員配置など、全体を統括する役割を担う人です。
これまでの音楽業界広報部のお仕事とは違って、
一転してオレンジカラーでは、音楽業界イベント部としての活動となる訳ですが、
当社事業についてあらためてお話させて頂きます。
生業であるライブのスクリーンビジュアルとは、
単なる背景ではなく、ライブパフォーマンスをより魅力的に、より記憶に残るものにする為の重要な要素です。
後方のお客さんでもアーティストの表情やパフォーマンスを間近で見ているかのように、
音楽の盛り上がりや、アーティストのパフォーマンスにあわせてカメラを切り替え、
時にはリアルタイムでエフェクトを生成したり、モーショングラフィックスを重ねたりする事で、
観客体験の向上、演出効果の向上を担っております。
目と耳、全身で感じるライブ会場ではこれらスクリーンビジュアルに照明を組み合わせる事で、
アーティストの世界観を表現したり、観客との一体感を高めたり、イベントの臨場感を演出する上で
重要な役割を果たしています。
スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器が普及し、個人的な体験がSNS上に氾濫するようになった事で、
あらゆる体験に既視感(デジャブ)が生まれました。既視感が再現性の高い体験への欲求を薄めた結果、消費者は
「今そこでしか体験できない」再現性の低い「時間」の過ごし方に価値を見出すようになってきたように思います。
つまるところ何を言いたかったかと言うと、
アーティストとオーディエンスが一体となったライブ会場を目の当たりにして思うのが
「ライブは一期一会で、二度と再現できない」ということです。
人と人を結ぶものとして、デジタルなツールがもてはやされてきましたが、
便利な反面、いつもと違うようで、結局いつもと同じような当たり前の事があまりに簡単に繋がりすぎて
味気なかったりもします。
やはり「再現できない」アナログな感覚が一番大切であり、ブレてはいけない要素なんじゃないかと思います。
そんなブレない自分になるために、悩みヘラヘラして逃げてばかりいた時に出会った一曲です。
失うものはないとか
かっこいい事言えたらいいよな
本気で迷って 必死にヘラヘラしている
夜を凌げば太陽は昇るよ
そしたら必ず また夜になるけど
ーBUMP OF CHICKEN『望遠のマーチ』
長くなってしまい読みづらい文章だったとは思いますが、最後までお付き合いくださりありがとうございました。
M.W.
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オレンジカラー広報の小川万理恵です!
近藤くんからバトンを受け取った渡邉さんの想いがとても伝わってきますね!
音楽業界で培われた経験が、現在のスクリーンビジュアルというフィールドでしっかりと活かされていること、そして「再現できない瞬間」の大切さに共感しました。
BUMP OF CHICKENの歌詞の引用も、渡邉さんのこれまでと重なってとても胸に響きました。
これからもライブという“特別な時間”を支えるお仕事、応援しています!