こんにちは、こんばんは、おはようございます。
4月に入社いたしました、丸田です。
ブログ担当が回ってきたので、前職の仕事と絡めて機材の話をさせていただこうと思います。
▼機材の用語は難しい…
3月末まで、とある放送局の「回線センター」に約6年勤務していました。
そのため、前職で呼んでいた用語が染みついているため機材の呼び方の違いに戸惑うことがあります。
例えば「カメラケーブル」
前職では「多治見ケーブル」と呼んでいましたが、オレンジカラーでは、主に光伝送装置関連で使用するため「光伝送ケーブル」と呼んでいます。
光ケーブルではあるのですが…
「伝送」と言われると信号をエンコード処理して圧縮するイメージを持ってしまうので、少しムズムズしてしまう自分がいます。
他には「音声ケーブル」
前職では「キャノンtoフォーン」と呼んでいましたが、オレンジカラーでは「キャノン100」と呼んでいます。
どうしてキャノン100と呼んでいるのか…
未だに理由が見つかりません…。
理由の分かる方がいらっしゃったら後学のために教えてください。
そして、
前職の放送局では使ってこなかった新しい機材の数々
カムロック
ソカペックス
CEEフォーム
プロセッサー
ザイル
アンカー
ハーネス
スリング
シャックル
スライダック
ステップアップ
トランス
…etc
など…覚える事が多く
「あれ、なんだっけ…えっと…?」となってしまうことがあります。
頑張って覚えている最中ですので
どうか…暖かく見守っていただけるとありがたいです。
▼前職について
先ほど記載した前職について、
「そもそも放送局の回線センターって何するところ??」という質問を結構いただくので、この機会に少し説明させていただきます。
インターネットで「回線センター」と検索した際に出てきた写真を引用します。
私が働いていた放送局はここではありませんが、こんな感じで、モニターや機材がたくさん並ぶところで、働いていました。
▼回線センターの具体的な業務内容について
たとえば、オリンピックや世界陸上、ワールドカップなど海外で行われている国際試合を日本のテレビで放送する事になった場合
大会主催者側で
現地の会場で撮影した映像にテロップやVTR映像を入れて世界向けの映像(World Feed)として番組をつくります。
それを様々な方法で大会側から受け取って、日本の放送局まで信号を持ってきて、再度日本の放送局内で形を整えて、放送するという方法を取っています。
(一部例外もありますが、私の働いていた所ではこの方法が8割くらいでした。)
私のいた「回線センター」の業務は、「世界向けに作った映像」について下記2点が大きな業務でした。
・その映像をどうやってリアルタイムで日本の放送局まで持ってくるか
(放送衛星or海底光ケーブルorインターネット)
・放送局で受け取った映像を日本で放送できるように整える
(映像や音声を視聴者の違和感が無い状態に整える)
例えば、
・映像や音声にノイズが乗っていて放送で使える状態じゃない
・サッカーの映像をもらうはずなのにラグビーの映像がくる
・映像と音声が1秒くらいズレてる
・そもそも映像や音声が来ない
などの問題が発生するので
大会側の担当者に英語で連絡して正しい映像や音声に切り替えてもらったり、
問題がある機材を別のものに変えてもらったり、
放送局内にある機材で映像と音声のズレを合わせたり、
急遽伝送経路を変更(衛星経由だったのを、海底ケーブルに切り替え)たりして、正常な映像と音声を視聴者の方に届けるのが主な役割でした。
今となっては思い出話ですが、当時(特に新人の頃)は業務に入るたびに「今日は何も起こりませんように」とお祈りをしてから業務していました。
▼最後に
前職とは違う業界ですが、
技術的に通ずる部分があるので、前職で得た知識や経験を生かしつつ新しい事にチャレンジする日々をおくっています。
まだまだ至らない点も多いですが、日々精進していきたいと思います。
堅苦しくなってしまいましたが、
普段は推し活に生きるアラサー女性ですので、
少しでも興味を持っていただけたら幸いです。
これからもよろしくお願いいたします。
丸田
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オレンジカラーの小川万理恵です!
丸田さん、ブログありがとうございます!
前職での専門的な経験や用語の違いなど、とても興味深く拝見しました。
放送局の「回線センター」の裏側の話も、普段なかなか知ることができないので勉強になりますね!
4月入社で、まだ新しい環境で覚えることが多く大変かと思いますが、前職で培われた知識や対応力はきっと大きな強みになると思いますよ
そして、周りの先輩方はとても優しい人が多いのがオレンジカラーの良いところ!
困ったときはぜひ周りを頼ってくださいね!